宮間探偵事務所事件ファイル 6




「何か用ですか?」


「えーと……少し、お茶しない?」


訊ねると、少し言い淀みながら、自分が出て来た店を指差す。


「何で?」


ルークはこの人のことあんまり好いてる感じじゃなかったし、あたしもタマゴ買わなきゃいけないし、付き合ってやる義理ないよね。


「いや、えっと……宮間の過去、知ってる風じゃないし……知りたくない?」


「本人に聞くからいい。じゃ」


そう言って踵を返す。


「いやいやいやいや!待って!!」


「何?」


「俺が話したいんだけど、それじゃダメ?」


「知らん」


「悪魔か!」


「もっと知らん」