「朝ごはん作ったから起こそうと思ったら引き込まれた」


「......ひき......?」


ぽわぽわしてるルークなんかかわいい。


楽しんでいたいけど、覚醒した後が怖いからちゃんと起こそう。


「はいはい起きて。用事あるんでしょ」


「......ん」


返事をしたから解放されるかと思いきや、あたしを抱きしめたまま体を起こしソファーに座る。


いやいやいやいや。違くない?違うよね?


ぼーっとしたままルークがコーヒーを飲む。


そのまま固まること数十秒。そしてルークがあたしを見た。


「......なんでここにいる?」


コーヒーを飲んだことで覚醒したのか、今度はちゃんとした様子で言った。