夕方になり、事務所をルーク以外の4人で出ると、莉央さんが潤佳ちゃんと学とあたしを車で送ると言ってくれたが、あたしだけ方向が逆だからとビルの前で別れる。
少し歩いた所で「瑠稀」と声を掛けられて振り向くと、ルークだった。足を止めて追いつくのを待つ。
「どうしたの?」
「冷蔵庫の中身が軒並み賞味期限切れだったから買い出しだ。ついでに送っていく」
家主が居なくて1週間近く冷蔵庫手付かずだったもんな。
「あ、あたしも買わなきゃいけない物があるんだった」
それで自宅の冷蔵庫事情も思い出し、一緒にスーパーに付いていく。
「瑠稀ちゃん?」
特売品を物色していると再び誰かに声を掛けられた。
「あ、ミユちゃん」
お姉ちゃんの幼稚園の頃からの親友だ。
「おっとごめん、彼氏の家にお泊まり?」
ミユちゃんは隣にいたルークを見てむふふと笑う。
「え、いや、バイト先の所長でたまたま……」
ルークがミユちゃんに目礼をする。
「上司……そういえば探偵事務所でバイトしてるんだっけ?所長さんかー随分若いのねー」
発言がオバサンくさい。

