「……ずっと気になってたんだけどさ、ルークと瑠稀ちゃんはいつから付き合ってるの?何で教えてくれないの、水臭いなぁ」
莉央さんがニヤニヤしながら言う。これ、絶対違うってわかってるのに言ってるやつだ。
「瑠稀姉、鴉兄の嫁なる?私のお姉さんなる?」
潤佳ちゃんがキラキラとした瞳を向ける。従兄の嫁は姉でいいのか……?
「嫁!?おめでとう!?」
学が破顔して言うのでとりあえず頭を叩いておく。
「おっと、飛行機の時間が。じゃあまたね」
透さんは時計を見て呟くともう一度潤佳ちゃんの頭を撫で、「Bye」とあたしにウインクをして颯爽と事務所を出て行った。
ルークは目を閉じて深くため息を吐き、いつもの定位置に座った。
「嵐のような人だったね……何者?」
学が頭をさすりながら呟き、ルークに続く。
「弁護士やってる従姉妹」
潤佳ちゃんは学の疑問に答えて、近寄ってきたノワールを抱いて定位置に着く。
人数分のお茶を淹れて戻ると、視聴覚室での出来事に至るまでの経緯を改めて聞く。

