「……それが私と何の関係がある」
渡辺が低く問う。
「それからこの車を運転している男、あんたの手駒の一人だったらしいな。悪い意味で顔が知られていてすぐに身元が割れた。会いに行って、この写真見せたら顔真っ青にて全部ゲロってくれた。『渡辺に指示されてやった』ってな。こいつの事も弱み握って動かしてたみたいだが、これっきりにするってのを条件に渋々引き受けたらしいな?」
センパイはニヤリと笑うと、渡辺は舌打ちをする。
「御託はいい。それを寄越せ」
「嫌だと言ったら?」
「そうだな……気にくわない教師の自宅に侵入した5人の学生が、たまたまそこに居合わせた強盗と運悪く遭遇、と言うシナリオはどうだ?」
「はっ、マジでクソ教師だな」
「とりあえず、そのタブレットを渡せ」
渡辺がなぜかあたしを指す。そしてなぜかそれにルーク、莉央さん、学が一歩前に出ようとすると、渡辺がすかさず「動くなよ」と牽制する。

