「じゃあ、もし何か思い出したら、ここに連絡ください」
名刺を出したところで、あたしの携帯が鳴った。
『瑠稀ちゃん!ルークが動いた!ルークの学校!』
イクヤさんに断って出るなり学の大きな声が飛び込んできた。
別荘地から移動後、渡辺の自宅なのかマンションから動かなかった発信機が動いたと言う事か。
『今ちょうど莉央と学校にいるんだけど、瑠稀ちゃんどうする?』
「ちょっと人探ししてからあたしも向かう」
電話を切ると、イクヤさんに向かい直り頭を下げる。
「ご協力ありがとうございました。必ず無実を証明します」
カバンを肩にかけると声がかかる。
「ねえ、人探しってもしかして村山?僕も手伝うよ」

