部屋が明るくなるとイクヤさんは短めの黒髪に垂れ気味の目の優しそうな好青年だという事が分かる。
テーブルを挟んで向かいにイクヤさんが座り、ここに来るまでの経緯を教えてくれる?と言った。
「私、宮間探偵事務所って所でバイトしてるんですけど、そこの所長の宮間鴉がイクヤさん達と同じ学校通ってたんですけど……」
ルークの名前が出たところでイクヤさんが首を傾げて少し考える仕草をして、納得したように頷いた。
「知り合いですか?」
ルークは全然そんな事言ってなかったけど……。
「いや、一方的に知ってるだけ。有名人だったからね。入学試験トップとか特に部活もしてないけど体力テストは上位だったみたいだし、それにあの顔だからね」
「ほほう……」
見た目に違わぬ完璧っぷりですな。それはとてもおモテになっただろうなぁ。

