「あんなの安心材料になる訳ないでしょ!むしろ逆効果!あたしたちを巻き込まないように1人で抱え込んで動こうとしてるのかもだけど、無理だから!周りにはルークを心配してる人がたくさんいる!ルークが何も言わなくても、みんな勝手に首突っ込んで来るんだから一緒に動く方が楽でしょ!さっさと頼って楽になれ!」
言い切ってからまたうるさいと怒られるかも、と思ったがルークは切れ長の目を見開き驚いた様な珍しい表情をした。
向かいの5人は呆然とあたしとルークを見ている。
「……悪かった。わかった、全部話す」
ルークは頰からあたしの両手を外し、土曜日の朝あたしが帰った後に起こった出来事を話す。
逆にこっちもわかっている事を伝える。
「森の意識が……そうか」
慎也さんの意識が戻った事を言えば、安堵したように一瞬表情を和らげた。
「今、センパイが轢き逃げの事調べてくれてる。宮間刑事にも連絡してあるから、警察も動いてくれる。……だから一緒に戻ろ?調べるなら戻ってからの方がやりやすいでしょ?」
そう言えば、まだ戻れないと固い表情で返される。
悲劇のヒロイン面でもしてんのか、と声を上げようとすると、違うと制止される。
「他にも人質を取られている」
「他……?」
ハッと向かいの5人を見る。

