眠りにつくその日まで


終わりのチャイムで目が覚めた。ごめん、ティッティー。




ノートの文字は、ミミズがはったように流れている。


……今度美羽見せてもらおう。



私はノートを見なかったことにして閉じた。




健太くんを見ると、完全に机突っ伏して寝ていた。


ティッティーも起こさないのがすごいなといつも思う。



外を見ると、雨が降り出していた。



帰りまで降ってるといいな。そうしたら、ついにフグキャの傘の出番だ。










そんな事を考えながら、残りの授業もなんとかやり過ごすと、雨は降り続いたまま放課後になった。






美羽と少しだべってから、教室を出た。


17時30分を告げる、校歌のメロディーのチャイムがなった。



美羽が、1年生の時に教わった校歌の替え歌でできた"古典の活用の覚え方"を口ずさんだ。



私もそれに合わせて歌った。


今の1年生はこれ、教わっているのかな。