眠りにつくその日まで

「ほら!健太くん咳してるじゃん!」



え?と美羽が振り向いて見た時には、彼はもう友達笑っているだけだった。



「…ほら、やっぱりハルが見すぎなだけだって。」



「ち、ちがうよ!タイミングでしょ!」



「どうだか。そんなに咳が気になるなら、アメあげてくれば?」



「む、無理無理無理!おはようも言えないのに…」





「ゴホンと来たら、龍角散!!って。」



CMのフレーズを美羽はオッサンのような声で言った。



「余計無理~!!」



私が必死に断ると、美羽がアハハと笑った。


それにつられて私も笑う。