二日目の朝、俺は学校の屋上で一人ボーッとイヤホンで音楽を聴いて空を眺めていた。
此処は涼しくて空気も良いしなにより静かだ。
この屋上は結構好きだ。
「ガチャ。」俺のお気に入りの場所に誰かに入ってきやがった。
俺はその場で寝っ転がり寝たふりをした。
おどおどと入ってきたのは花咲 凛だった、
花咲は俺の近くによるとイヤホンを奪い取った。
「こんな所にいた!何しているの?授業始まるよ?いこ?。」と心配げに言ってきた。
わざわざ花咲は俺を探しに来たのか?
俺は起き上がり花咲からイヤホンを奪い返した。
「めんどいからパス。わざわざ俺探しに来なくていいから。だるい。」
と結構きつく言ってしまった。
そしたら、花咲が泣きそうな目で屋上を抜け出そうとした。だが俺は
「パシッ。」
逃げ出そうとする花咲の手をとっていた。
「何逃げようとしてんだよ。ッチ行くから泣くんじゃねぇよ。」
俺は花咲の手をそっと離し立ち上がった。
俺はいったい何を言っているんだ…。
何でコイツなんかのために俺は授業に行くんだ…………。
俺はすぐにでも答えを出したかったのだが、花咲が嬉しそうにこっちを向いて俺の事を待っていたので俺はその笑顔に負けて嫌々教室へと向かった。
俺は、珍しく全部の授業を受けた。
まぁ、寝てたけど。
いつもとは違う俺に寒気を感じながらコンビニへ寄って夕食のパンを買って帰った