タイムトラベラー・キス


次の日。


「……行ってくるな」


「うん、行ってらっしゃい」


昨夜のことが原因で、私たちのやりとりはどこかぎこちない。
重い雰囲気のまま、彼は仕事に出かけてしまった。


雪は別に悪くないのに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
7月7日が約束の日じゃなかったらよかったのに。


私の気持ちも重いまま、身支度を整えて理子に会いにでかけた。



「雫、わざわざ来てくれてありがとねぇ」


「いいよ、仕事してるんだし。それにこの喫茶店が気に入ったしね」


「居心地いいよね、ここ。じゃあ私はサンドウィッチセットひとつ」


私は、今回はオムライスを注文し、理子は前と同じサンドウィッチセットを注文した。