差出人は、ゴールデンウィークに同窓会で再会(?)した、未来の竜見くんだった。
彼と連絡を取り合うことは、雪に対して非常に後ろめたい事だと思う。
返事をするのはやめておこう、と思ったとき、さらに竜見くんからメッセージが届いた。
”ちなみに、出張は7月5~7日なんだけど、どうかな?”
竜見くんからの連絡を見て、これは運命のいたずらなのかと思った。
未来の私と約束した7月7日に、雪は遠くにいる。
いつも遠く離れている竜見くんが、近くにいる。
これは、私が過去に帰るための選択肢が増えたということなの……?
でも、もし竜見くんと会って、キスなんてしたら……私の未来はどうなってしまうのだろう。
少なくとも、大事な婚約者を裏切ってしまうことは確かだ。
……自分では判断することが出来ないため、すぐに理子に連絡をし、次の日に会う約束をとりつけた。


