タイムトラベラー・キス


それから次の授業が始まるまで、先生と他愛もない話をして過ごした。
先生はとても可愛らしくて、話しているだけで癒された。
……高校のとき、もっと保健室を活用していればよかったよ。


次の授業からは普通に受講することができ、特に何事もなく一日を終えた。
帰り、下駄箱の近くのごみ箱で、私の上履きが見つかった。

もうその上履きは使う気にはなれなくて、そのままにしておいた。
お母さんには悪いけど、また買ってもらおう。


その日の夜、部屋で寝ころびながら、今後のことについて考えていた。

状況を整理しなくたて、自分のすべきことは明白だと思う。
それは、竜見くんと別れること。


過去を変えちゃダメとか、もうそんなことを考えてビクビクしている場合ではない。
まぁ、二人の関係はとっくに破綻しているようなものだけど。


自然消滅ではなくて、しっかりと別れよう。

17歳の私にとっては初めてできた彼氏で申し訳ないけど。
彼とけりをつけることは、自分の未来のためだと確信している。