斎「ちょ、ちょっと待て、未来から来たとは...ば、場所のことか?」


『なわけねぇだろ、この時代よりももっと先の時代から来たんだよ』




斎「...驚」


土「あ、ありえねぇ...」


『なんだよ、信じられねぇのか?』


土「そりゃ、信じられる分けないだろ!!」


藤「信頼してるしてないの問題じゃないよなー...」


『じゃー...俺が落としたボールペンは?』


斎「お、俺が持っているが...」


『ちょっと貸せ』


斎「あ、あぁ」


『土方、なんか要らねぇ紙ねぇか?』


土「あ?紙?...これでいいか?」


『ん、どーも』



そういってボールペンの黒を選び




紙に書き始めた





│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│
│ 平成 9年 │
│ 8月 8日 │
│ │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






永「ほっそっ!!」


藤「おぉー!!すっげぇー!!なんて書いてあるかわかんねぇけど!」


『は?読めねぇの?フッ』


藤「おまっ馬鹿にしてんだろ!」


『だってこんなん小学生でも読めるわ』


藤「しょ、小学生?ってなに?」


『ん?わかるだろ?』











土「竜、ちょっと読み上げてみろ」


『あ?えっと平成9年、8月8日って書いた』


土「...これが?」


『なんだ?土方まで読めないのか?ププッ』


土「...怒」


沖「でもさーこんな字初めて見た」


『ん?そうなのか?』


沖「それにこの丸いの何?」


『これは数字だよ?』


沖「...これが?」


『あぁ、まぁ昔は漢数字っていって一二三四見たいに書いたっぽいなー』





竜は話ながら


一二三四とさっきの紙に書いていく


藤「これなら俺でも読めるし!」


『じゃあこの時代はどんな字を書くんだ?』


土「あー、この紙を見てみろ」


『...?何これ...字...汚なっ』


土「なんだと?」


『でもまぁ読めないこともない』


土「...読めるのか?」


『まぁ一応古典の授業で平安時代の書物とか解いたことあるし』


土「...??お前は何を言ってるんだ?」


『...ダメだ色々と通じない...』


斎「竜」


『あぁ?なんだよ』


斎「...そ、その聞きたいことが...あ、あるのだが...」


『...動揺しすぎ、なに?』


斎「でも...お前に嫌われたくないからな...」


『で?なに?』


斎「...」








沖「え、何々?一君、想いを...告げちゃう感じ?」


斎「ち、違う!!////」


沖「あれあれー?顔赤いよ? ニヤニヤ」


斎「もうよい!////」









((...こいつは何がしたかったんだろ?))