しばらくすると竜が起きた







『ん...なんか...包帯ぐるぐるで動きにくい...』


土「当たり前だ、あほ」


『あほってなんだ、あほって!』


土「あほだろ、怪我してるのに鍛えるなんて」


『はぁ!?理由は俺、言ったよな?』


土「とにかく!今回は見張り、つけるからな」


『ふざけんな!外せ!』


土「これ以上悪化させるわけにも行けねぇだろ!」


『大丈夫だ!』


土「医者にも絶対安静って言われてんだ!大人しくしとけ!」


『...』



((抜け出してやる...))



土「おい、抜け出すなんて馬鹿なことやったら柱に縛りつけとくぞ!」


『はーい』


土「全然分かってねぇ...」


『っつーかよ』


土「あぁ?なんだよ」


『この布団、くせぇ...』



























土「はぁぁ!?」


沖「プッ...あはは!竜、最高!!」


土「てめっ!」


『あ、怪我人なんで暴力はんたーい』


土「捻り潰したろうかぁ!!」


『あー、やーめーてー 棒』


土「... 怒」


斎「副長、抑えて下さい...」


土「うっ!!...あぁ」


『あれ?なんだよー、つまんねぇ』


斎「竜、もうひとつ聞きたい事がある」


『あぁ?なんだよ』


斎「帰るときに言っていたきっかけがある場所とは何処なのだ?」


『あーそれがまだこっちに来たばっかでそこすらあんま覚えてないからお前らと会った場所に行ってから...と思ったんだけど...』


斎「ん?俺らが会ったとこ?とは」


『お前が浪士を倒してくれたとこ』


斎「あ、あぁ、あそこか」


『うん』


斎「でも何故あそこなのだ?故郷とは違うのだろ?」


『あー...まぁ色々あってな...』


沖「それとー、どうして俺達の名前を知ってたの?」


『まぁ一般常識ぐらいは知ってるからな』


沖「え、俺達の事って常識なの!?」


『うーん?多分?』


土「...」


((...あ、やべ...しくった...))


土「この世にはまだまだ俺達の名が浸透しているとは思えないんだが?」


((もういっそのこと言うか?まぁ信じる云々は別として...うん、そうしよ))








土「なんとかいっ...」


『俺は未来からきた』






































斎藤以外「「「「「はぁー!?」」」」」