崎「あんなぁ、この際言わせて貰うけど、男だろうが、女だろうが、酷い怪我しとるときはあんまり動いちゃあかんの!分かる?」


『あーはいはい』


崎「...ほんま分かっとるんか?こいつ...」


土「山崎、こいつにはもう何を言っても聞かんだろ...」


『ふぁー...眠い』


沖「どうぞー、寝ていいよー」


土「ってそれ俺の布団っ!!」





『ん、どーも...zzz』



土「ね、寝やがった...」


沖「相当疲れてたみたいだね」







斎「竜、今医者を連れてきた...って寝てるのか?」


土「あぁ、今さっきな」


医「っ!?酷い怪我だ、ちょっと失礼するよ」


斎「あぁ、頼む」









医者が治療してる時も竜は眠っていた































藤「なんかよー......寝顔可愛くね?」


沖「突然それ?まぁ確かに可愛いいよねー」


原「女の格好させたらどんな反応するんだろ?」


永「見てみたいな」


土「まて、お前ら」


沖「何?」


土「こいつが育てられた環境を聞く限り、嫌がると思うんだが...」


斎「...」


土「斎藤、どうした?」


斎「...」


土「斎藤?」


斎「はっ!いえ、すみません」


土「いや、大丈夫だが、何か気になるのか?」


斎「こいつが...竜がここに来たときの事を覚えていますか?」


土「あぁ」


斎「何故俺達は竜を置くことになったのかと思いまして...」


土「あーなんやかんやあって可哀想だからだったか?」


斎「あの時に妙に変な感じがして...」


土「あぁ?そうか?俺は感じなかったけどな...」


斎「...竜が俺に、ここに来たきっかけがあるところに行きたいと言ってました」


土「きっかけ?実家か?」


斎「俺もそう思って聞いたら違うと言ってました」


土「ん?違う?じゃあ家出じゃねぇってことか?」


沖「なんか変な話だねぇ...」


斎「何かを隠しているのは分かっているのだが...深く聞けなくて...」


藤「でもまぁ自然と話してくれるのを待つしかないんじゃない?」








医「はい、終わりましたよ」


土「あぁ、すまねぇな、銭はここに置いとくぜ」


医「はい、ありがとうございます、しかしまだ絶対安静ですね」


土「そうか...」


医「一定の期間にまた見に来ますね」


土「あぁ頼む」


医「それと、この薬を毎日塗って下さい」


土「おう...斎藤、任せた」


斎「はい」


医「では、私はこれで」


土「あぁ、ありがとな」