凍りついた少女がタイムスリップ





その頃の竜は




((はぁ...とにかく開放して貰えるように頭を使わなきゃ...))



『まずは...あいつらの弱味を握る...かな?』



『っていってもあいつらがやること大体知ってるしな...』













『どうしようかなー』


高「何をどうするんだ?」


『こそこそ聞き耳たてないで素直にそうやって出てこればいいのに』


高「ちっ!わかってたのか」


『じゃなきゃわざわざ声に出して言うなんて馬鹿すぎるだろ』


高「で?何を企んでるんだ?」


『別に?俺は企んでない』


高「企んでるだろ」


『っていうか企んでるのはお前らだろ』


高「あぁ?俺らはなにも企んでねぇ」


『本当か?この町に火を放って混乱に乗じて...』


高「てめっ!なんでそんなこと知って!」


『あれ?図星だったんだ』


高「...この事は幹部連中しか知らねぇ話だ」


『やったぁー幹部の仲間入りだぁー 棒」





高「...怒」


伊「でも、確かにおかしいですね...」


高「伊藤さんも来てたんですか」


伊「まぁね」


高「で、こいつの処分はどうするって?」


伊「情報を聞くだけ聞いてここに置いていく」


高「へーじゃあ殺さねぇんだ」


伊「この場所はまだ新撰組も知らないからね、それまでに飢え死にするんじゃない?」


高「はっ確かにな」


『...』


伊「まぁ何にせよ今日は手は出さない約束だからな...情報聞くだけ聞こうか」


『何もしないんじゃなかったのか?』


伊「何もしないは手を出さないって意味だよ」


『ふーん...』



伊「じゃあさっそく聞こうか」


高「てめぇの目的はなんだ」


『だから何もないって』


高「じゃなかったらあんな方向こねぇだろ」















『...ちょっと包帯変えてくれねぇ?』


高「はぁ?包帯?どこの」


『背中』


高「自分でやれよ」


『それが出来ないから言ってんだろ』


高「...伊藤さん、どうする」


伊「別に変える必要なんてないでしょう」


高「だってよ」


『必要なんだよ、とにかくお前らやってくれないならこれほどけ、自分でやる』


高「はぁ?ほどくわけないだろ」


『うるせっ...これは毎日やってることなんだよ』


伊「ふむ...では飯か包帯かどちらか選べ」


『包帯だ』


高「即答かよ」


『当たり前だ』


伊「そんなに大切なのか?」


『あぁ、これは大事なことだ』


伊「そうか」


『だからちょっとほどいてくれ』


伊「それは出来ない」


『じゃあ誰かやってくれよ』


伊「では俺がやろう」


高「いや、伊藤さんにはやらせるわけにはいかないから俺がやる」


『まぁ誰でもいいからやってくれ』


高「...服切っていいか」


『替えの服があるなら構わん』


高「着替えは...ない」


『はぁ?ふざけんな、だったらこれほどいてからやってくれ』


高「はぁ...ったくわかったよ」


伊「...」


高「いいか?伊藤さん」


伊「蒼、ただし逃げるなよ」


『逃げねぇよ』


高「ったく、ほらよ」


『あー肩凝ったぁー』


高「ほら、腕あげろ」


『...ん』


竜の上の服を脱がすと


伊「っ!?これは...」


高「っ!おい、お前」


『...なんだよ』


伊「よく、この傷を我慢出来たな」


『これぐらいはな、まぁ一応、血は止まってるしな』


高「.........チョン」



高杉が竜の背中の傷に指を突然当てた



『いっ!!』


高「なんだ、やっぱり痛いんだな」


『...ギロッ』


高「んな、涙目で睨まれても怖くもなんともないな」


『おい、変われ』


高「あぁ?何でだよ」


『今ので分かるだろ』


高「うるせっ!」


高杉がまた触る



『っ!!てんめっ!覚えてやがれ』


高「はははっ」


伊「高杉くん、早くしてください」


高「はぃはぃ」