※グロ注意です!








新撰組屯所から出ていくと雨が降っていた



しかし、竜はそんなことを気にせずに



雨の中を走って行く






((...俺はやっぱり要らない存在だったのか))







((そうだよな...こんな得体の知れないやつなんか面倒見ないよな...))





『はぁ...』











竜はどんどん行くうちに


雨はひどくなり


そして、見知らぬ場所まで来てしまった





竜『ったく何処だよここ』






((...っ!人がいるっ!隠れなきゃ))






長州1「なんかこの辺に誰か居たような...」


長州2「ハハハ、んなわけねぇだろ」


長州1「うーん、俺の勘違いか?」


長州2「そうだよ!ったく、飲みすぎて感覚狂ったか? 笑」


長州1「そうだな、確かに飲みすぎた 笑」





((誰だ...あいつら))




?「おい、お前ら」


長州「「は、はい!」」


?「ちゃんと見廻りしてたのか」


長州1「し、してました!」


?「そうか、その割には酒くせぇな?」


長州2「す、すみません!高杉様!先程ちょっと飲んでしまいました」



((た、高杉ってあの高杉 晋作...だよな...))


((なんでこんな何処に!?))




高「ちょっと?どのくらいだ」


長州2「いや...4瓶くらい...です」


高「そうか...お前もか?」


長州1「は、はい!すみません!命だけは!」


高「...おい、お前ら後ろ向け」


長州「「は、はい!」」



((...もしかして俺のことがバレたのか!?))



高「知ってるか?お前ら、前にな、酒を飲んで新撰組に捕まった野郎がいて、情報が渡ったんだよ、奴等に...それがどうゆうことかわかるか?」


長州1「わ、分かってます」


高「そうだよなぁ?桂から聞いてるよな?」



((か、桂!?そいつまでここに要るのか!?))



高「じゃあ俺は今から然るべき措置を取らなきゃならない」


長州1「ま、待って下さい!俺にはっ!」


高「喋るな、喋ったら切る」


長州2「っ!!」


((きっ、切るなんて...たったそんなけで...))



高「じゃあな」



ザシュッ ザシュッ



長州らしき二人の首が切られて


竜の前に一人の頭が転がってきた




((う、嘘だろ...))


『はっ!はっ!』




高「...おい、誰だそこに要るのは...出てこい」


((ヤバい、腰が抜けて...))


高「ちっ!」




高杉が竜の隠れている所に向かっていく




((くそっどうしよう...刀があれば...))




高「おい、何奴っ!」



((こうなったら逃げるのみ!))


高「まて!逃げるな!新撰組だぁ!!」


『っ!!』




桂「おい、小僧動くな」


竜の首に刀が突きつけられた


『しまっ!』


高「おい、何でこんな所に新撰組がいやがる、密偵か?」


桂「それにしては、新撰組の紋章を入れて寄越すなんて、余程頭が悪いとしか思えないね」


高「確かにな」


?「取り合えず、こ奴は連れて行くとしよう」


桂「伊藤さん、そうだな」



((あいつは 伊藤 俊輔 っ!?))


((なんでこうも増えていくんだ!!))



伊「おい、小僧来い」


高「少しでも逃げる素振りすれば切る」


『...切れば?』


桂「へぇ、それはまたどうして?」


『もう、俺に生きている理由がないから』


桂「ふーん、新撰組にでも捨てられたの?」





伊「しかし、お前の顔を見たことがある...」


高「なんだって!?どこで!」


伊「確か...あぁ斎藤 一と今日、町でみたな...」


高「なるほど...密偵だな、こいつは」


桂「情報...持っていそうだね」


伊「こい」


『俺はここから動かん』


高「ちっ!手間掛けさせんな!」



ドスッ


竜の鳩尾を殴り気絶させた



高「は?弱っ」


桂「仮にも大事な情報者なんだからね」


伊「まぁ死んだわけじゃあるまい、連れてこい」


高「ったく、面倒くさい」


桂「そういわずに」