凍りついた少女がタイムスリップ







店主『すみません、お待たせいたしました』


斎「あぁ、すまぬな」


店主「いえ、とんでもございません!

では、数と金額の確認をお願いいたします


此方の墨が二本で十両で

此方の紙が十枚組十束で一両で

しめて十一両になります」


斎「いつもすまぬな」


店主「いえいえ、此方こそ毎度御贔屓にしていただいて光栄ですわ」


斎「では、また頼む」


店主「はい、ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております」








二人が店を出ると





『なぁ、なんで墨がそんなに高いんだ?紙のが貴重なんじゃないのか?』


斎「ん?副長はそれをいつも買っておられるから然程気にはならなかったのだが...それに然程紙は高くはないぞ?」


『ふーん、まぁいいや』


斎「もうすぐ八百屋に着く」


『案外近いんだな』


斎「この辺りは栄えておるからな」


『八百屋に豆腐って売ってるのか?』


斎「いや、豆腐屋に行かねばならない」


『なんか感覚が違うから困るなぁ...』


斎「なにか言ったか?」


『いーえ、なんでも』