凍りついた少女がタイムスリップ






竜が切られてから一週間がたった


「んぅ...」


斎「起きたか?」


「ん...ハッ!いった...」


斎「まて、まだ起き上がるな」


「ハァ、ハァ...うるさい」


斎「まだ傷が完全にはふさがってない」


「...頼むから放っておいてくれ」


斎「そうゆうわけにはいかぬ」


「俺の見張りか...」


斎「それもあるがどちらかというと看病の方だな」


「...ボソッ...別に死んでもよかったのに...」


斎「貴様っ!何てことをっ!」

ガラッ

突然部屋の襖があいた


沖「どう?一くん、起きた?」


斎「総司!あぁついさっき起きた」


沖「そっかぁーよかった!僕さ心配してたんだよ?」


「...」


沖「あれ?また寝ちゃった?」


斎「すまないが副長を呼んできてはくれないか?」


沖「うん、いいよー」


スーッ トンッ

沖田が襖をしめて出ていくと


斎「先程の発言はどうゆうことだ?なぜ帰る家があるのにその様なことをいったのだ」


「俺に帰る家なんてない...でも戻らないといけない家ならある...」


斎「??どうゆうことだ?つまり、家はあるのか?」


「...だから自分から帰る家はないけど、強制的に帰らざるを得ない家はあるということ」


斎「...何か複雑な事情があるのだな?」


「別にそんなんじゃ...ない」


斎「ならなにゆえそんな顔をして...」

ガラッ!

襖が乱暴に開けられると


土「おい!くそガキ!起きたかぁ!」


「うるさいのが来た...」


土「あぁ?てめぇふざけるのも大概にしろよ」


「別にふざけてませんけど、というか傷に響くので黙っといて貰えます?」


沖「ブフッ...フフッ...アハハッ!君、最高だね」


土「プルプルプル...」


「ハッ、なーんか幻滅したなー土方ってもうちょっと威厳がある人だと思ったー」


沖「アーハッハッ...やばい、笑いが止まらない...フフッ」


土「プチッ...おい!お前らそこになおれ!」


「怪我人だから無理でーす」


沖「あ、僕は今から巡察なんでもう行きますねー」


土「はぁ!?総司てめっいつもサボってるだろ!というか、蒼都も座るくらい出来るだろ!」


「無理です。血が飛び出ます」


土「はぁ!?もう治りかけてるだろ!」


「でも完全には塞がってないと斎藤さんがいってました」


斎「副長、まだ少し寝ていた方が良いかもしれません」


土「まぁ斎藤が言うんだったら嘘じゃねぇな」


「なんだよ、俺だったら嘘になるのかよ」


土「あぁ、お前の事は全然信用してねぇからな」


「ふーん、じゃあ土方が隠してるアレいってもいいんだよね?」


土「アレ?何の事だ」


「もしかしてまだ作られてないのかな?豊玉」


土「そ、そういえば近藤さんが呼んでたなーいくぞ!」


「あ、やっぱりあるんだアレ 笑 」


土「てめっ覚えてやが...」


ヒョコッ

沖田が突然顔を出すと

沖「え!?竜君も知ってたの!?豊玉」


土「そそそそ総司!"も"ってことはてめぇも知ってたのかぁ!! 怒 」


沖「あ...バレた 笑 」


斎「副長、その豊玉」


土「斎藤!気にするな!」


斎「は、はい」



沖田が部屋の中を覗き込んでいると


後ろから



?「ん?どうしたんだ?総司」


沖「近藤さん!」


近「もしかして目覚めたのかい?」


土「あぁもう大丈夫だろ」


「...すみません、お世話かけました」


近「気にすることはないよ!さてどうする?」


「やはり考えた結果出ていこうと思います」


近「そうか...体験でも一週間ぐらいはここに居てくれないかい?」


「それは、理由を聞いてもいいんですか?」


近「ここには複雑な事情を抱えた人達が大勢いる。そのなかで相談に乗れる相手を見つければここから出ていってもいいことにしよう!」


土「はぁ!?近藤さん!あんた何いって...」


近「だって何かこの子家に帰っても潰されちゃいそうで...」


「お気遣いはありがたいのですが、その件に関しては大丈夫です。今までもうまくやって来たので...」


近「でも...」


土「俺としては早く牢にでもぶちこみたいんだけどな」


「でも、沖田総司と戦えないのは嫌だな...」


土「お前...総司と戦いたいのか?」


斎「総司とやったら死ぬぞ?」


「別に死ぬつもりもないし、負ける気もしない」


沖「へぇ...言うねぇ...分かった!今からやろうよ」


「...いいよ」


斎「まて!まだその状態じゃ!」


「頼むから!お前は放っておいてくれ!」


斎「!?」


土「おい、なんで斎藤にはそんな態度なんだ?」


「...昔のムカつくやつに似てるからだよ...」


土「だからといって斎藤に当たってもしょうがないだろ」


「...そうだけど...何か口調とか見た目とか似すぎてて...なんでお前らにこんなことを...気にするな、今の発言は忘れてくれ」




部屋が沈黙に包まれた






斎(何をこいつは抱えているのだ...)


沖(はやく殺りたいなぁー フフッ)


近(早く救わないと壊れてしまうかもしれない...)


土(こいつは一体どれぐらいの闇を持っているんだろうか...)




様々な思いが交差するなか突然沈黙は破られた