私の大好きな人

「かっこいいなー」

「えっ?」

えっ?私、今口に出してた??
先輩に聞こえてた??

私は恥ずかしくなりその場から逃げてしまった。自分の顔が熱くなっていくのが分かった。

その夜、私は親友亜木ゆりに電話していた。今日あったことを誰かに話さないと気が持たないと思ったからだ。

私の親友のゆりは頭も良くて背も高くて運動も出来て。完璧で私の自慢の親友だ。

私の話を全部聞いた後ゆりは

「良かったじゃん!」と言った。

「でも先輩優しいね、ゆん、ちゃんとありがとう言った?」

「言ってない。言おうと思ったけどその前に私がやらかしちゃったから。」

「そっか。じゃあ、明日言おう??ね?」

さすがに言わないのはだめだよ。と止めの一言を言われたのでしょうがなく、うん。と言った。

ゆりとの電話を切ってからご飯を食べてお風呂に入って、今はベットにいる。

「はぁ、明日緊張するなぁ今日寝れないよ。」

でも自業自得だし。
しょうがないよな。