学校までの道のりは、ひたすら海沿いに30分ほど歩くだけだというのに、なんなんだ、この疲労感は。
校門に着くと、また誰かが待っていた。
「あ、流歌ねぇ!千郷ねぇ!」
小さい、ランドセルを背負った男の子と女の子。
「律くん!この子たちはお隣にある小学校の生徒なの。」
「はじめまして、俺は誓(ちか)!こっちが妹の千夜(ちよ)です!」
「…………………はじめまして。」
誓の方が人馴れしていて、千夜の方は少し人見知りのようだ。
「はじめまして、俺は山本 律。よろしくな!」
挨拶をすると、誓はニッと笑った。
かわいいものだ。

