そしてあの日から3年経ったこの季節、
私は1人で空を見上げる。



辺りが明るくなる。


それは陽の光や車のライトなどではなかった。



空一面を楽しそうに駆けて行く流星群。



ああ、…やっと見れたよ。


優しい夜の風を心地よく感じながら、
私はぽつりと夜空に浮かぶあなたに語りかける。


「ねぇ、ずっとだいすきだよ―…」


流星群〈END〉