恋愛はシナリオ通りに進まない。




お、お前が謝ることないだろうに。

と、とりあえず慰めた方がいいのか?



「…いや、お前のせいじゃないから。」

陽太の頭を軽くポンポン撫でておく。

……うん、ふわふわな髪の毛。
おまけにいい匂い。



「…気持ちいいか?」

気分を落ち着かせるように、なるべく優しく撫でていく。
優しく、やさしーく。



『……まこと。』

「んー?どうした陽太。」

いつも抱き締められたりするが、こうして甘えてくることはあまりないので、ちょっと優越感。

陽太の顔が赤いのは変わりないが、今さっきのように荒ぶることはなくなった。