恋愛はシナリオ通りに進まない。




『ま、こと………っ』

「ん、なに。」





………ちょっと、何かすっげー顔赤いぞ!?



「おい、お前すげー赤い…」

頬を軽く撫でようとしたが、

『な、何でもないよっ!おやすみっ!!』

椅子から転がり落ちながら、ドタバタ音をたてて二階に走っていく。

なんでやねん。俺何かしたか?
全く身に覚えがないんだけどね。







数分後








あ、帰ってきた。



『………。』

キッチンにいそいそ入っていって、無言で皿を洗う。



………気に障るようなこと、したかな?





謝った方がいい、よな。



少し緊張しながらキッチンに入って、皿を一心不乱に洗う陽太の横へ行き、ちょっと小さな声で



「陽太………その、ごめんな?」