白雪姫と七人の王子様

「俺たちのことを見ているんだよ。
ほら、中学の入学式忘れたのか?」


春賀が説明している。



「「「……?」」」


三人はポカンとしている。


「あー。そうだったね〜。あの時もすごかったね〜〜。」


「うんうん。」


「こういう時は毎回だろ。」


まだ、まともな圭哉、薫、真紘がそれに続いて話し出した。


「「「……?」」」


「まだ分かんないのか?」

俺は三人の反応に呆れて話しに加わることにした。


「みんな、俺たちを見てるんだよ。」


「「「???」」」

「なんで?」


「え?僕たち何かわるいことしたっけ?」


「?……見られたくない。」


この三人は……。


「バレンタインの時と同じような気持ちだよ。」



圭哉が人混みに目線を向けながら、答える。


「え!僕たちのこと好きってこと?」

軽兎が、驚いたように目を丸くしている。

他2人は怪訝そうな顔だ。


「そこまでじゃないけど、僕たちのことが気になるってこと。」


薫がやさしく伝える。


「どおして?」


あきらが、不思議そうに聞いてきた。


「つまり、おれたちの顔かいいってことだよ。」


真紘が呆れたような、仕方ないというような、そんな顔で答えた。