「ねえねえ、みんな。高校でみんな同じクラスだといいね。」
軽兎がそニコニコしながら呟く。
みんなも軽兎を見て微笑む。
「そうだな。」
「僕もそう思ってた。」
春賀とあきらが言う。
「うん、でもやっぱり全員一緒っていうのは難しいよね。」
薫が少し表情を曇らせながら言う。
「そうだな。でも、誰か一人ぐらいは美雪と一緒のクラスにならないとね。」
圭哉もそう話す。
俺もそう思う。じゃないと美雪がひどい目にあうことはもうみんなわかっていた。
中3は俺が同じクラスだった。だが、俺が風邪で休んじまった時、ひどいことになった。
美雪の周りに俺のクラスだけではなく、他のクラスからも男が集まり
美雪の机の周りには人だかり以上のものができた。
俺がいないだけでこんなことになるなんて大げさな気がするが本当なのだ。
その時は、隣のクラスの薫とあきら、もう片方の圭哉が、急いで駆けつけた。
そのおかげでどうにかなったようだが、美雪は不安定になって、そのあと一週間学校を休んだ。
だからそんなことがもうないように、
せめて一人、できれば2人以上は美雪と同じクラスになりたい。
「でも、どうすればいいんだろう?」
あきらが一生懸命考えている。
みんなも考えているようだ。俺たちは歩きながら、しばらく考えた。
「そうだ!」
すると突然、真紘が声をあげた。
みんな真紘の方を向く。
「いいのと思いついた。軽兎ちょっとこい。」
呼ばれた軽兎はポカーンとしながらも真紘の方に行く。
真紘は軽兎に耳打ちをする。
すると軽兎の表情がどんどんと変わって
ニヤニヤした笑顔になる。
二人でほくそ笑んでいる。まるで悪ガキみたいだ。
「なーに?教えてよー。」
あきらが興味津々で尋ねる。
二人はこちらを見て近づくように指示を出す。
俺たちは近くに集まった。
「えーとね」
軽兎がニヤニヤしたまま話し出す。
「母さんにお願いする。」
???
俺たちは理解できず、ポカーンとする。
「どういうこと?」
圭哉が尋ねる。
「つまり、軽兎の母ちゃんのコネで俺たち全員同じクラスにしてもらうってこと。」
真紘が軽兎の言いたいことを代弁した。
なるほどな。軽兎の母親はあらゆる面で顔が広い。高校の関係者に知り合いがいてもおかしくはないだろう。
「いいの?それ?」
薫が不安そうに尋ねる。
薫は真面目だから自分達だけ特別なのはダメなんじゃないかと思っているのだろう。
「怒られるんじゃないのか?」
春賀も同じ考えのようだ。
「まあ、そうかもしんないけどさ…。」
真紘がブーたれている。
「でもでも!全員が同じクラスだったら絶対に美雪を守れると思わない?」
軽兎のニコニコした問いかけに俺の心臓が跳ねる。
そうだ。そうかもしれない。全員が一緒なら絶対に守れるはずだ。
「そうだな。」
俺は軽兎に向かってそう答えた。
「薫。」
薫がこっちを見つめる。
「そう思わないか?
俺たちが美雪を守れないときはいつも、俺たちがそばにいないときだ。
同じクラスになればずっとそばにいてやれる。」
俺の言葉に薫が考えるように下を向く。
他の四人も悩んでいるようだ。
俺たちは俺たちのことは全員で決める。それがルールなのだ。
「そうだね。その方がいいかも。他の人には悪いけどさ。」
薫が顔を上げ答えた。
その声に他の四人が続く。
「うん!僕もそれがいいと思う。」
とあきらが。
「俺も、同感だな。」
と春賀が。
「そうだね。そうしよう。」
と圭哉が。続いた。
「よし!じゃあ決定だな。」
真紘が全員の顔を見て頷いた。
「あとは軽兎しだいだ。頼んだぜ。」
「もちろん!大丈夫。」
軽兎が真紘の声にニコニコ笑顔で答えた。
「楽しみになってきたね。」
圭哉が微笑む。
「そうだ!美雪には内緒にしとこうぜ。」
真紘がそう言った。
「だって…驚く顔が見たいだろ?」
俺たちを見回す真紘。
ノリに乗っていた俺たちは、
「うん!」「ああ!」
と、頷いていた。
軽兎がそニコニコしながら呟く。
みんなも軽兎を見て微笑む。
「そうだな。」
「僕もそう思ってた。」
春賀とあきらが言う。
「うん、でもやっぱり全員一緒っていうのは難しいよね。」
薫が少し表情を曇らせながら言う。
「そうだな。でも、誰か一人ぐらいは美雪と一緒のクラスにならないとね。」
圭哉もそう話す。
俺もそう思う。じゃないと美雪がひどい目にあうことはもうみんなわかっていた。
中3は俺が同じクラスだった。だが、俺が風邪で休んじまった時、ひどいことになった。
美雪の周りに俺のクラスだけではなく、他のクラスからも男が集まり
美雪の机の周りには人だかり以上のものができた。
俺がいないだけでこんなことになるなんて大げさな気がするが本当なのだ。
その時は、隣のクラスの薫とあきら、もう片方の圭哉が、急いで駆けつけた。
そのおかげでどうにかなったようだが、美雪は不安定になって、そのあと一週間学校を休んだ。
だからそんなことがもうないように、
せめて一人、できれば2人以上は美雪と同じクラスになりたい。
「でも、どうすればいいんだろう?」
あきらが一生懸命考えている。
みんなも考えているようだ。俺たちは歩きながら、しばらく考えた。
「そうだ!」
すると突然、真紘が声をあげた。
みんな真紘の方を向く。
「いいのと思いついた。軽兎ちょっとこい。」
呼ばれた軽兎はポカーンとしながらも真紘の方に行く。
真紘は軽兎に耳打ちをする。
すると軽兎の表情がどんどんと変わって
ニヤニヤした笑顔になる。
二人でほくそ笑んでいる。まるで悪ガキみたいだ。
「なーに?教えてよー。」
あきらが興味津々で尋ねる。
二人はこちらを見て近づくように指示を出す。
俺たちは近くに集まった。
「えーとね」
軽兎がニヤニヤしたまま話し出す。
「母さんにお願いする。」
???
俺たちは理解できず、ポカーンとする。
「どういうこと?」
圭哉が尋ねる。
「つまり、軽兎の母ちゃんのコネで俺たち全員同じクラスにしてもらうってこと。」
真紘が軽兎の言いたいことを代弁した。
なるほどな。軽兎の母親はあらゆる面で顔が広い。高校の関係者に知り合いがいてもおかしくはないだろう。
「いいの?それ?」
薫が不安そうに尋ねる。
薫は真面目だから自分達だけ特別なのはダメなんじゃないかと思っているのだろう。
「怒られるんじゃないのか?」
春賀も同じ考えのようだ。
「まあ、そうかもしんないけどさ…。」
真紘がブーたれている。
「でもでも!全員が同じクラスだったら絶対に美雪を守れると思わない?」
軽兎のニコニコした問いかけに俺の心臓が跳ねる。
そうだ。そうかもしれない。全員が一緒なら絶対に守れるはずだ。
「そうだな。」
俺は軽兎に向かってそう答えた。
「薫。」
薫がこっちを見つめる。
「そう思わないか?
俺たちが美雪を守れないときはいつも、俺たちがそばにいないときだ。
同じクラスになればずっとそばにいてやれる。」
俺の言葉に薫が考えるように下を向く。
他の四人も悩んでいるようだ。
俺たちは俺たちのことは全員で決める。それがルールなのだ。
「そうだね。その方がいいかも。他の人には悪いけどさ。」
薫が顔を上げ答えた。
その声に他の四人が続く。
「うん!僕もそれがいいと思う。」
とあきらが。
「俺も、同感だな。」
と春賀が。
「そうだね。そうしよう。」
と圭哉が。続いた。
「よし!じゃあ決定だな。」
真紘が全員の顔を見て頷いた。
「あとは軽兎しだいだ。頼んだぜ。」
「もちろん!大丈夫。」
軽兎が真紘の声にニコニコ笑顔で答えた。
「楽しみになってきたね。」
圭哉が微笑む。
「そうだ!美雪には内緒にしとこうぜ。」
真紘がそう言った。
「だって…驚く顔が見たいだろ?」
俺たちを見回す真紘。
ノリに乗っていた俺たちは、
「うん!」「ああ!」
と、頷いていた。

