「おはよー」

「おはよー、昨日のテレビ見たー?」

「見た見たーそれでさー」

「おっすーおはー」

「おはー。おい、昨日の合コンどうだった?可愛い子いたか?」

「いたいた!胸がめっちゃでけえ奴がいてさぁ。狙ってるんだよね」

「マジ?!メアド交換したか?俺にも教えろよー」




ー。

あんな会話して何が楽しいんだか。

疑問に思うわ。

私の名前は兎崎 春(うざき はる)。

友達いない系…いや、作らない系の一年女子高生だ。

趣味は物語を読む・書くことだ。

友達作って何が楽しいのかわからない。

ただただうるさいだけだ。

それに比べて本は良い。

うるさくないし、心に語りかけて来るし、いろんな場所に連れていってくれる。

友達見たいにこじれない。

遠慮なんかいらない。

よっぽど本の方がいい。





キーンコーンカンコーン~

「おーい。席につけー、ホームルームはじめんぞー」

朝、本を読み、教師がホームルームの開始を宣言し、学校が始まる。

これが日常。
シンプルイズベストだ。

調度今読んでる本終わったしなー。帰りに本屋によって帰るか。

いつも考えていることはこんなことばかり。

もともと頭は悪い方じゃなかったから、勉強の心配もいらない。



この何気ない日常の繰り返しがよかった。

そのままでよかった。