お嬢様の秘密ー番外編ー

「母ちゃま大丈夫なのかな………。」


厨房に行ってとりあえずオレンジジュースを飲ませてあげた。


コップをぎゅっとつかみ泣きそうな顔でうつむいていた。


「大丈夫だ。母さん熱出しただけだから。」


「………お兄ちゃま、今日一緒に寝てもいい?」


そうか……いつも母さんと寝ていたな……。


「いいよ。じゃあそろそろ父さんを迎えに行こうか。」


「うん。」


母さんによく似た光の目が少しだけ不安そうに揺れた。







「父さんおかえり。」


玄関へ着いたのと父さんが扉を開けたのはほぼ同時だった。


「陸と光………。ああ、ただいま。」


父さんは持っていた荷物を秘書さんに手渡して書斎に向かって走って行ってしまった。


「父さんがすいませんでした。」


「いえいえ、陸様。仕事を元々倍のスピードでやっていたのですぐに帰ってこれました。

奥様にこちらをお渡しくださいませ。では失礼いたします。」


父さんの会社の秘書さんはにこやかな笑みを浮かべて帰って行った。


なんか紙袋渡されたけど………なんだろう?