お嬢様の秘密ー番外編ー

それから1年後。


映画は興行収入歴代1位を記録し、私は数々の賞を総なめにした。


モデルも女優も順調だった。


辰彦とは会うたびにヤッていて、おかげで子供を授かることができた。


「雪穂さん、今の心境は?」


「結婚はいつ頃からしているんですか?」


「どうして今まで発表していなかったのですか?」


「旦那様はどういった方で?」


パパラッチに会うたびにファンを裏切ったような気持ちが幸せな気持ちに入り混じっていた。


「発表出来なかったのはお互いの家の都合です。」


当たり障りのない答えでさらっと交わして家に帰る毎日だった。


少しづつ嘘の情報も流されてきている。


「辰彦………。」


家に入るなりフラフラと倒れそうになる体を辰彦が支えてくれた。


「家の場所もバレそうだな………。まあここは知人のマンションだからいいかもしれんが。」


私をソファーに座らせて背中を撫でてくれた。


やっと安定期に入ったところだけど体調は優れない。