「………お父様!?なんでいるの?」


「ひとつ言い忘れたことがある。俺と恵梨香がよくやっていた場所はここだ。」


「ジャック様は見慣れていらっしゃるんでしょ?こういう現場は。」


理央はネクタイを取ってブラウスを半分脱いだ。


「この部屋を借りるカップルは時間制限ギリギリまでやってるしな。そもそも医者だから見慣れて当然だ。

理央、この隣の部屋はフラワー宮の地下に続いているから、これ以上ヤるならそっちでやってくれ。今から会議だから」


「分かりました。じゃあお嬢様、行きましょうか。」


理央の上着を被せられて抱きかかえられた。


「真理亜、服は後で届けるから。子作りは婚約の儀まで待ちなさい。」


「………お父様いい加減にして。」


私は理央に抱かれたままフラワー宮へ連れて行かれた。


道中は理央は私に触りたい放題だったわね………。






「お嬢様、お父様に認められましたよ。」


「なんか緊張が解けてよかったわ。会いに行ってよかった。」


ユリのおかげかしらね。


「………私を信じてくださいますか?」


「ええ………。私は理央が好きだから。」


「………じゃあ続けましょう?」


嫌と言えない私は一生勝てないんだろうな………。






お父様。


お父様が認めてくださってよかった。


今度は2人でお母様とお父様に会いに行きますから。


2人も仲良くしてくださいね。


-真理亜side end-