葵の手が服の中に侵入してきた。
夏菜に押し付けられたバスローブは肩紐がない。
「………ちょっと、葵!」
慌てて唇を離してかろうじて解放された右手で葵の肩を叩いた。
「………っ!ごめん………。」
傷ついたような表情を見せた。
「………お母様のせいだから気にしないで。」
私は起き上がって葵に抱きついてそっと背中を撫でる。
落ち着いてくれたかな。
「………どういうことだ?」
「………パーティーのときに話していたアラビア語。
あれって『本日のお菓子には微量に媚薬が入っています。お土産にはそれよりも強い媚薬が入っています。女性には効果が薄いですが男性にはかなり効く秋本家の裏商品です。』
って言っていたの。気づいたのは私とお姉様だけで夏菜には口頭で教えたわ。」
「………なんで俺には教えなかったんだ?」
「だってイタズラだと思ったから。まさか本当に入ってると思わなくて。
さっきからつらそうにしていた葵見て本当だったって気づいたの。」
「だから毎年会場はホテル代わりに使う寮の隣なんだな。噂通りだ。」
「噂って?」
もしかして一緒のやつなのかな?
夏菜に押し付けられたバスローブは肩紐がない。
「………ちょっと、葵!」
慌てて唇を離してかろうじて解放された右手で葵の肩を叩いた。
「………っ!ごめん………。」
傷ついたような表情を見せた。
「………お母様のせいだから気にしないで。」
私は起き上がって葵に抱きついてそっと背中を撫でる。
落ち着いてくれたかな。
「………どういうことだ?」
「………パーティーのときに話していたアラビア語。
あれって『本日のお菓子には微量に媚薬が入っています。お土産にはそれよりも強い媚薬が入っています。女性には効果が薄いですが男性にはかなり効く秋本家の裏商品です。』
って言っていたの。気づいたのは私とお姉様だけで夏菜には口頭で教えたわ。」
「………なんで俺には教えなかったんだ?」
「だってイタズラだと思ったから。まさか本当に入ってると思わなくて。
さっきからつらそうにしていた葵見て本当だったって気づいたの。」
「だから毎年会場はホテル代わりに使う寮の隣なんだな。噂通りだ。」
「噂って?」
もしかして一緒のやつなのかな?

