お嬢様の秘密ー番外編ー

この部屋にはお風呂は2つあったから私が上がったときには、葵は入り終わってコーヒーを飲んでいた。


………ん?


あのコーヒーって………。


葵が飲んでいるコーヒーのタグを見て、背筋が寒くなった。


「葵?そのコーヒー………。」


「ああ、これか?お土産に入ってたやつ。意外と美味しいし後お菓子も入ってたけど?」


そうじゃないの……


それ飲んだら………


「葵。………隣座ってもいい?」


「やめろ………。向かいに座ってくれないか。」


やっぱりつらそう。


お母さんのイタズラって度が過ぎてる………!!


「葵………大丈夫?さっきよりもつらそうだけど………。」


顔赤いし………熱っぽいのかな?


真っ青になる葵にそっと近づいて手を額に当てた。


「葵……熱が………きゃあ!」


一瞬視界が反転した。


………え?


葵が私をソファーに押し倒していた。


手は頭の上で押さえつけられていて身動きが取れない。


「熱はない。………ったく天然すぎるって。」


熱っぽい葵の瞳に顔を動かすことができなかった。


顔がゆっくりと近づいてきて口付けが始まる。


「………ふっ………んんっ………。」


獣のように唇を貪ってくる。


息を吸おうと口を開ければすかさず舌が入ってきて絡めとられる。


さっき葵が飲んでたコーヒーの味がする。