お嬢様の秘密ー番外編ー

「私はまた回ってみるわ。じゃあね。」


真理亜様も苦笑いをしながら違うテーブルへ移動していった。


「なあ、俺らも分かれるか。」


「ああ、そうするか。」


男たちは私たちを自分の方へ引き寄せた。


「ねえ、ユリ。私だけに教えてよ?」


うん………教えておかないと恨まれるかも。


「………あのね………。」


真相を聞いた夏菜は目を丸くした。


「………嘘でしょ?」


はあっとため息をついて私に耳打ちした。


「お互い楽しもうね。」


ニコッと笑って、夏菜は玲央の腕に自分に手を置いて人ごみの中へ消えていった。


夏菜………頑張れ。





「これ美味いな。………ユリは食べないのか?」


今は葵と2人で飴コーナーにいる。


葵は普段お菓子は食べないんだけど甘すぎなければ嫌いじゃないみたい。


今度何か手作りしようかな?


「これ以上食べるとお腹出ちゃいそうだからやめておくね。」


「俺も結構食べたし、そろそろ部屋に行くか。」


「………そうだね………。」


私たちは出口でお土産をもらい、隣の寮の部屋を借りた。


パーティー前に葵は既に予約しておいてくれたみたい。


最上階に3部屋しかないVIPルームで、後の2部屋は真理亜様と夏菜達らしい。