お嬢様の秘密ー番外編ー

-ユリside-


朝起きてビックリ。


なんで葵が隣に寝てるの?


「起きたか?」


ぱちっと目を開けて意地悪く微笑んでいた。


「なあ、ユリ。昨日は妬いてくれたんだろ?」


………え?


………そう言われればそうなのかも。


「………多分ね。」


「浅井に怒ってるのか?」


「夏菜に?まさか怒っていないよ。怒ってるのは玲央だと思う。」


あんなに闘志剥き出しの玲央は本当に久しぶりに見たから。


「………昨日のって全部夏菜の計画でカードはイカサマなんでしょ?」


「知ってたのか?」


「………夏菜なら派手に計画立てそうだし。でも何がしたかったんだろう。玲央を妬かせたかったのかな?」


うーんと悩んでいると葵はげんなりしていた。


「………お前は酒に酔わないと妬いてくれないのか?」


「……お酒?」


そういえば玲央にチョコレートを食べさせられたあたりから記憶が曖昧。


………もしかして。


布団の中を少し見ると、昨日の服のままでだいぶはだけていた。


「………大胆だったな、ユリ。」


「………もう知らないから。しばらく私にキスなんかしないでね?」


ニコッと笑った私とぐったりした葵。


………好きなようにはさせてやらないんだから。


-ユリside end-