お嬢様の秘密ー番外編ー

-玲央side-


夏菜の部屋に行くふりをして廊下から様子をうかがっていると、すぐにユリが葵を押し倒していたのが見えた。


恐らく大丈夫だろう。


問題は………アイツだ。


もう日付が越えそうな時間だということも忘れて、俺は夏菜の部屋に入れてもらった。


梶原さんは今日は実家に行くと言っていたから大丈夫だろ。


「………夏菜。」


もうネグリジェに着替えてベッドに入ろうとしていたところだった。


「………玲央。この時間に珍しいわね………。」


………お前さっきのこと忘れたのか。


キョトンとする夏菜を壁に押した。


………もう逃げ場はないな。


「………ちょっと………ふっ………。」


足を絡め密着すればもう動けない。


「………玲……央………。」


力が抜けた彼女を持ち上げてベッドにそっと降ろし、俺はまたキスを続けた。


はあはあと真っ赤な顔で息をする夏菜を見て抑えが効かなくなりそうだった。


ボタンを外し服の中に手を忍ばせた。


「玲央………怒ってるの?」


「………俺がどれだけお前が好きか分かっていないだろ。明日は行かせないからな。」


葵のこと言えた俺じゃないな。


………俺が1番嫉妬深いのかもしれない。


俺が散々夏菜をいじめた後は、もうあんなことしないからと誓ってくれたみたいだった。


-玲央side end-