お嬢様の秘密ー番外編ー

「あお……。」


………そうだ、まだ俺にしがみついたままだった。


「……キスして?」


上目遣いで目をウルウルさせて………。


「………酔ってんだからもう寝とけ。」


「………なんで夏菜にはするのに私にはしてくれないの?」


………妬いて……る?


「………いつもより私に話しかけてくれなかったし………。私のこと嫌い?」


「お前、妬いてんのか?」


意地悪な質問をしてみるとユリは少しムッとしたような顔になった。




ードサッ


………今何が起こった?


とっさのことで全く身動きが取れず俺は後ろに倒された。


………倒された?


我に返って状況を確認すれば俺の上に馬乗りになったユリが……。


「………あおは私のものなんだから。」


不安そうな瞳を揺らしてそのまま俺に口付けてきた。


ユリは、いつも無意識にそれだけ不安を抱いてくれてるんだよな。


………好かれてるって自惚れていいんだよな。


珍しい積極性見せたユリが安心して眠るまで、俺らはずっと口づけあっていた。


ただな、浅井。派手にやりすぎだ………。


-葵side end-