お嬢様の秘密ー番外編ー

-葵side-


力が抜けたから慌てて支えたが………寝た!?


何でこんなに無防備にすんのかな………。


「………ただいま戻りました………ってユリ寝たのか?」


「みたいだな。さっきまですごい機嫌悪かった。」


「………妬いたんじゃねえのか。ただユリの場合は気づくのが遅そうだが。」


俺らの方をチラッと見て、玲央はソファーに座った。


「………ん………。」


「起きたかユリ?」


少し身じろぎしたので俺はベッドに寝かそうとしたが………。


「いや!あお……降ろしゃないで………。」


かなり強い力で俺の袖を引っ張って、涙目で上目遣いをしていた。


これは………。


「ユリ……酔ってるな。」


「………お前酒を飲ませたのか?」


面白そうに見ている玲央だが、こいつに限ってそれはないな。


この部屋にいる玲央は執事として振舞っていることがほとんどだそうだから。