お嬢様の秘密ー番外編ー

-玲央side-


………なんでアイツが女ににこやかに話しかけてるんだ?


って最近は無かっただけでいつもそうか………。


「なあ………お前何を吹き込んだ?」


隣にいた夏菜に耳打ちしてみたが。


「別に何も………やるなら大げさにしないと無理でしょうよ。」


「確かにな。俺にできることはあるのか?」


夏菜は俺の首に腕を回して抱きついてきた。


「………怒らないでくれる?」


「………ものによる。」


………教室で夏菜くっついてくれるのってなかなかないことだけど………。


クラス中の視線が俺に突き刺さってる。


人気あるもんな………夏菜は。


「………ねえ玲央、葵は?」


後から来たユリが漸く教室に来た。


「あの山の中だ。」


「………そう。」


女の集団をチラッと見て自分の席に座ってしまった。


「………ユリ怒ってないか?」


「………じゃあ作戦成功じゃない?」


夏菜の満面の笑みに少しだけ………恐ろしさを感じた。


-玲央side end-