お嬢様の秘密ー番外編ー

「…………はあはあ…………。つかれちゃった………。」


今までにこんなに遊んだことはなかったかもしれない。


「わたしはまだまだ大丈夫よ!…………そういえばあなた名前は?」


そういえば自己紹介してなかったかもしれない。


「ユリ………あきもとゆり。ユリっていうじはおしえてくれなかったの。」


「ゆり………わたしの庭に咲いてるわ。とてもきれいなおはなよね。わたしはあさいかなよ。よろしくね。」


フワッと笑った笑顔はとても可愛かった。


あさい………あさい………


「あ!わたしのいえからちかい!いつもいえからかえるときにみえるおおきいおうち!」


あの家の子だったんだ……


「そうなの!じゃあこれからいっぱいあそべるね!」


「うん!よろしくね、かなちゃん」


「かな、でいいわよ。あなたはユリでいいよね?」


私たちがブランコで座りながら喋っていた時。




「おーい、汚い子。その友達を汚してもいいのか。」


また来てしまった………


私はピクッと固まった。


隣にいる夏菜はいじめっ子の方を睨んでいる。


「お前は本当にわかっていないな。そのお友達と仲良くなれるご身分じゃないだろ。」


最悪だ……


今日はいつも以上にいじめっ子の数が多い。


「お前の目を覚ましてあげねぇとな。」


リーダー格の男の子が私に近づいた。