お嬢様の秘密ー番外編ー

そんなある日のこと。


私はお母さんに様々なことを習っていた。


いつものように誰もいない公園のブランコで1人、習いたてのフランス語をつぶやいていた。






このじかんはだれもいないもの


おねがいだからだれもこないで…………






そう思っていたのに。







「ねえねえいっしょにあそばない?」


気づけば目の前にはとても可愛い女の子が私の方を向いて笑いかけていた。


「わたし………と?」


「ええそうよ。あなたよ。………だってあなたかなしい目をしていたから。」


「どうじょう………しているの?」


「どうじょう………?そんなんじゃないわ。わたしはね………。」


そう言って眉を少し下げた。


「あなたのえがおがみてみたいの。」


「………え?」


私の目からは大粒の涙が溢れ出た。


「え……え!?どうしてないちゃうの?わたしなにかいやなこといったの?」


「ちがうの。………そんなこといってくれるこいなかったの。

みんなわたしのことをきたないっていってくるの………。」


「なにそいつ!こんどいってきたらわたしがたいじしてあげるわ。だからだいじょうぶよ!」


そう言ってわたしを連れまわし始めた。