君が教えてくれたこと


でもある日

「ねえ、斉藤さん!なんで無視するの?おはよう、とかぐらい言ってよー!」

またこいつかよ、しばらく話しかけてこないと思ったのに。うざい。

「なんで私があんたと話さないといけないの?私は誰とも話したくないの1人でいたいの。無駄に話しかけてこないで。


大声を出して怒鳴ってしまったからみんなの視線は私に向けられていた。

やってしまったと思いながら教室を飛び出した。

「斉藤さん!ちょっとまって、」