3年になって4ヶ月が過ぎ、もう少しで夏休み。
けどその前にテストが………。
あたしは卒業できるかの大事なものだしここで点数を落とすわけにはいかない。
と、遼が言うので………
「なんでここがこうなんだよ。」
遼のスパルタ式勉強会が始まりました。
場所は家…………
ではなく数学準備室。
ここも十分危ないと思うんだけどなぁ。
「ほら、ここもちげー。」
遼はあまりにもバカすぎるあたしに不機嫌。
「わかんないぃー!!」
「あのなぁー、卒業できなきゃ俺等は何もできねぇーんだぞ?
いいわけ?」
そりゃぁやだけど………
遼が怖いし………。
「頑張るぅー。」
それから一時間頑張ったあたしは少しダウンしていた。
遼なんかため息が出るほど疲れてる。
「美里は進路どうすんだ?」
思い出したように聞く。
「あたしはねぇ、頭悪いから大学は無理だし就職かな。」
「そっか………。
………あのさ、」
遼が何かを言いかけたそのとき、準備室のドアが開いた。
入ってきたのは佐野先生だった。
「南樹先生、お疲れ様です。遠山さん、調子はどう?」
心配して様子を見に来てくれたらしい。
「大丈夫だよぉ。少し恐いけどぉ?」
そう言いながら遼を見ると呆れてる。
「ちょうど休憩してたみたいだし、お菓子はどうかしら?」
そう言いながら、佐野先生はクッキーを出した。
「食べるー!!」

