「俺と海里は高校卒業したら一緒に暮らすつもり。
海里は親と仲良くできてるっぽいけど隣の家を見るのは辛いだろうからな。」
海里の気持ち、しっかり考えてくれてたんだ………。
「卓巳、彼女できたんですよぉ?」
「まじで!?誰!?」
知らなかったんだ……。
あたしはあえて言わなかった。
あたしと卓巳は禁断の恋だからね。
簡単には言えないんだ。
「海里、メイドやってるんですよねぇ?」
海里が働いている喫茶店はただの喫茶店だけど制服がメイドさんみたいらしい。
海里は少し嬉しそうにしてたっけ?
「俺、反対したのにあいつがやりたいって言うからやらせた。」
あの雅弥さんが簡単にOK出したんだ。
海里には甘いんだから……。
「見に行ったりしましたぁ?
めちゃくちゃ可愛いですよ?」
「あったりまえだろ!
海里は可愛い!!」
彼女バカ…………。
これがあの鬼総長には見えない。
それに海里と雅弥さんが会った頃から身近に感じるようになった………。
雅弥さんも海里に出会って丸くなったってことかな。
「遼とどこまでいった?」
「は………?
ど、どこまでって。」
そんなこと聞かれてもキスしかしたことないし。
「もうヤった?」
「…………実はキスまでです。
あたしが卒業するまではそれ以上しないって言ってくれたんです。
別に嫌なわけじゃないんですけどね?」
「ふぅん?
男がいつまで我慢できるかねぇ?」
雅弥さんはタバコを吸い始めた。

