愛してるって言って

そして、



「圭ちゃんのお陰でテストの出来がめちゃくちゃ良かったんだよ」



絢華ママに向かってそう言ったけれど、



「だからさぁ、そういうのはテストが返ってきてから言った方がいいって。もしかしたら全然出来ていないかもしれねーぞ」



なんて、圭ちゃんは学校で話したときと同じようなことを言う。


確かにそうだけれど。


そんなあたしたちの会話を聞いてか、今度は舜パパが首を傾げながら口を挟んできた。



「おまえら……付き合ってんのか?」


「は?」


「えっ!?」



舜パパの思いがけない言葉に、圭ちゃんもあたしも吃驚しすぎて大きな声が出てしまった。



「つ、付き合ってないよ!」



そして慌てて否定したけれど、



「そんなに力一杯否定しなくてもいいだろ」



なんて、圭ちゃんはまた口を尖らせた。