愛してるって言って

優華ちゃんも冗談混じりに言っているし、こんな言葉でセクハラにはならないだろうけれど、これ以上突っ込まれなかったことはありがたいことで。


心の中で優華ちゃんに「ありがとう」と言った。


まあ、視界の隅で落ち込んでいる舜パパには悪いけれど。


そんな優華ちゃんはあたしの6つ上で21才。


あたしにとってお姉ちゃん的存在で、いろんな相談にのってもらっている。


もちろん恋の相談も。


優華ちゃんにとっても蒼ちゃんは自慢の兄らしく、二人で蒼ちゃんの話をし始めたら止まらなくなってしまう。


ただ、『振り向いてもらうのは大変だと思うよ』とよく言われる。


――あたしもそう思う。


ていうか、振り向いてもらえなかったし。


そんなことを考えていると、瞳の奥がじわりじわりと熱くなってきた。


ヤバい……ここで泣くわけにはいかないのに。


食事する手を一旦休めて、きゅっ、と歯を食い縛る。