愛してるって言って

「お邪魔しまーす」



なんだかんだ言いながら、結局圭ちゃんの家へやって来た。



「飲み物を持っていくから先に部屋行ってて」



と言ってリビングに入っていった圭ちゃんの背中を見送ったあと、二階に上がった。


両親同士が仲がいいのもあって、小さいときから家族ぐるみのお付き合いをしているあたしたちだから、この家のどこに誰の部屋があるのかすべて把握している。


第二の家と言っても過言ではない。


圭ちゃんの部屋に足を踏み入れると、相変わらずだなぁと笑みがこぼれる。


いつも綺麗にしている蒼ちゃんと違って、圭ちゃんの部屋は雑誌や服があちこちに散乱していた。


開きっぱなしの雑誌を閉じてそれらをすべて重ねて部屋の隅に置き、服は畳んでベッドの上に乗せていると、ちょうど圭ちゃんが入ってきて、



「わりぃ、また散らばってた?」



そう言って苦笑する。