愛してるって言って

◇◇◇



「ほんとにいいの? 邪魔にならないの?」


「俺がいいっつってんだからいいんだよ。つーか、今さら何遠慮してんだよ」


「だって……」



いつの間にかゴールデンウィークが過ぎて中間テストの時期がやって来たんだけれど、


蒼ちゃんのアパートに近いというだけで選んだこの高校は、あたしの学力じゃめちゃくちゃ厳しくて。


中学生のとき猛勉強して奇跡的に受かったあたしにとっては勉強についていくのに精一杯だった。


テスト勉強を始めたはいいけれど、そんなあたしにはわからないところだらけで、半泣きになっていたあたしに手を差しのべてくれたのが圭ちゃんだった。



『一緒にテスト勉強するか?』



と言ってくれた。


だけど学年が違うということは勉強する内容も違うということで。


自分の勉強をしながらあたしのを見るとなると、圭ちゃんの勉強時間が削られてしまうことは目に見えていた。