愛してるって言って

電車に乗って高校の最寄りの駅に着くと、周りは同じ高校の生徒ばかりで、やけに視線を感じるなと思ったら、



「あ……」



それはほとんどが女子生徒。


部活のとき、グラウンドの周りに群れができるほどに圭ちゃんのファンがいることを思い出してピンときた。


この視線はきっと圭ちゃんに好意を寄せている子たちのものなんだ。


そう思うと、こうやって一緒に歩いているだけなのに居心地が悪くなる。



「圭ちゃん」



そう言って隣を見上げると、眉を少しあげながら「ん?」と言った圭ちゃん。



「ここからは別々に行こうよ」


「は?」



あたしの言葉にぐっと眉を寄せると、圭ちゃんは不機嫌そうに口を開く。



「いくら興味ねーからってそれはねーだろ?」


「え」



興味ない?


意味がわからず、首を傾げる。